アップルショックでホルダー涙目も将来性の高さは不変。絶好の買い場到来か

【銘柄分析】アップル

 

アップルのティム・クックCEOが投資家向けの書簡でアップルの2019年1Qの業績が予想の890億〜930億ドルを下回る830億ドルとなることを明らかにしました。

 

新年早々「アップルショック」という言葉が飛び交い、アップルの不振とともに世界経済の先行きの懸念に不安が広がりました。

 

米中貿易戦争が原因

アップルの業績悪化の最大の原因は中国市場です。中国市場はアップルの売り上げの20%を占める重要市場です。

 

 

 

 

 

 

 

 

アップルが中国市場で苦戦したのは米中貿易戦争が原因です。

 

トランプ大統領が主導して中国との関税の引き上げ合いが繰り広げられた結果、中国経済が減速しました。中国当局はGDP成長率を6.7%と発表していますが、専門家の間では1%台だという指摘もあります。世界の覇権を握るアメリカの本気の締め付けによって中国経済は大きくダメージを受けました。

 

こうした実体経済のダメージに加え、ファーウェイの副会長が逮捕されたことで中国国内で反米感情が高まりました。そのことでアップル製のiPhoneではなくファーウェイ製のスマホを買う動きが広がったこともアップルにダメージを加えたようです。日経新聞でも中国国内での米企業に対する不買運動を懸念する報道もありました。

 

一方で他の先進国はほぼ今まで通りの業績だと思われます。もちろん不振が散々噂されているiPhoneXRが売れていないことも影響があるかもしれません。クックCEOも買い替えサイクルの長期化を投資家向けの書簡で述べていました。しかしながら、売り上げの下方修正は7%程度でありその大部分は中国によるものだと思われます。したがって、他の先進国市場では今まで通り「ごまかしごまかし」なんとかiPhoneを売り続けていると思います。

 

今後のプラス材料は5Gとサービス部門

先進国市場ではスマホはすでに飽和状態で、王者アップルといえども近年は販売台数が伸び悩んでいました。そんな厳しい市場環境にありながらも単価を引き上げたり、ブランド化を進めるなど競合に比べて健闘していました。しかしながら中国経済の失速でついに久しぶりの減収になる模様です。

 

しかしながら飽和状態のスマホ市場にも朗報があります。

 

来年から各国で順次5Gが始まり、それに伴ってスマホ各社も5G対応スマホを出す予定です。アップルは2020年秋に出すようですが、世界で10億台以上稼働しているiPhoneの5Gへの買い替え需要は半端じゃないのではないかと思っています。

 

はじめは5Gの恩恵を消費者が直接実感することは少ないかもしれませんが、徐々に5Gでしか実現できないアプリがどんどん登場するはずです。例えばインスタグラムのような動画共有SNSなんかは3Gの頃には考えられないアプリです。自分にはうまく想像できませんが、4G時代には実現し得なかった5G時代の新しいアプリがたくさん生まれるはずです。そうなれば、消費者も徐々に5Gスマホに書い替えを進めます。

 

現在アップルの年間iPhoneの売上台数は約2億台です。5Gが普及することで世界中で稼働している13億台以上のiPhoneの買い替え需要が巻き起こればアップルの業績へのインパクトは計り知れません。

 

加えて、アップルにはサービス部門という金の卵を抱えています。このサービス部門はApp StoreやiCloud、Apple Careやグーグルから受け取るトラフィックコストなどがあります。このサービス部門は毎年20~30%ほどの成長を続けており、2020年には500億ドル(約5兆円)を突破することが確実視されています。さらにモスガンスタンレーのアナリストによれば、2023年には1000億ドル(約11兆円)を超えるという予想もあります。さらにApple WatchやAir Podsなどに代表されるその他製品部門も好調で、こちらも去年は30%以上の成長を遂げました。

 

仮に、サービス部門がとその他製品部門が年率25%の成長を2023年まで持続すれば、iPhone、iPad、Macの売り上げが横ばいだとしても売上は現在の1.5倍になります。これに加えて、5G対応iPhoneの巨大な買い替え需要が加われば、アップルの業績は現在の2倍になってもおかしくありません。

 

悪材料は全て織り込まれました。

 

スマホの売上が横ばいだとしても10%の増益が期待でき、さらに5G需要とサービス部門が大きく拡大する可能性を秘めているアップルを購入する絶好のチャンスが到来していると言えそうです。

 

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