アップルのクックCEOは超有能な経営者と言える理由

【銘柄分析】アップル

 

アップルはiPhoneを2008年に発表して以来、世界で最も成功した企業の一つになりました。しかしながら、最近は新しいイノベーションを起こせず、また最近業績を下方修正したことで、

 

「沈みゆくアップル」

「アップルはもうイノベーションをもう起こせなくなった」

「iPhoneはオワコン」

「スティーブ・ジョブズは今ごろ泣いてる」

「クックは無能」

 

という声が各種メディア、ネット上で飛び交っています。

 

しかしながら、ティム・クックCEOは超有能なCEOだと思います。特に株主から見れば、クックCEOは最高の仕事をしてくれています。

 

iPhoneを磨き上げた

例えば、メディアや消費者はiPhoneに次ぐ発明がないことを盛んに取り上げます。確かに毎年発売されるiPhoneには大きな変化はなく、マイナーチェンジを繰り返していますし、積極的にいま使っているiPhoneから乗り換えたいとは思いません。

 

しかし裏を返せば、消費者はいまのiPhoneに満足しているということです。

 

自分はいまiPhone7を使っていますが、非常に満足しています。(新しいiPhoneいいなーと思ったりもしますけどもね。)iPhoneの買い替えが進んでいないのは、過去に販売したiPhoneの完成度が非常に高いからです。

 

素晴らしい発明であったがゆえに、さらなるイノベーションの必要はなかったのです。それはパソコンや自動車も同じです。年々性能は良くなっていきますが、形やコンセプトそのものを変える必要はないのです。

 

そのことをよくわかっているクックCEOはiPhoneの性能アップと、アップルのブランディングに集中してきました。そして、今やアップルは高級ブランドとしての地位を確かなものにしました。

 

最新のiPhoneは高い高いとみんな文句を言いながら、最新のiPhoneを持っている人を見つけると、「いいなー!」と羨ましがります。ユーチューバーの人たちも最新のiPhoneの開封動画をみなさん投稿してましたが、最新のiPhoneにみんな憧れているからでしょう。

 

クックCEOはジョブズの遺産をしっかりと磨き上げています。

 

株主を向いた経営

さらに、投資家目線で見れば、株主還元を積極的に行ってくれる経営の方が嬉しいです。

 

消費者からして見れば、どれだけ研究開発費をガンガンつぎ込んで、素晴らしい商品を発明してくれた方が嬉しいです。

 

しかし、株主からして見れば、研究開発にお金をジャブジャブ使われたら困ります。もちろん将来も成長を維持できるような設備投資や研究開発は大事ですが、余ったお金はさっさと株主の懐に還元してほしいわけです。

 

ヒットするかわからない新商品に無駄にお金を使うよりも、自社株買いや配当に回してもらった方が確実です。

 

実際に、クック時代になってから配当を出し始め、また空前の規模で自社株買いを進め、株主をますます大事にする会社になりました。

 

ブランド価値を高め、iPhoneを可能な限り高い値段で販売し、儲かったお金はどんどん株主に還元する。

 

これこそが究極の資本主義で、株式会社のあるべき姿です。消費者にして見れば、もっといろんなものを発明してほしいかもしれませんが、株主からしたらいまのアップルの経営は理想的です。クックCEOには末長くアップルの舵取りをしてもらいたいです。

 

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