【AAPL】アップル2019年1Q決算!バーゲンセール終了。株価上昇へ

【銘柄分析】アップル

アップルが2019年1Q決算を発表しました。

 

減収減益で内容としては良くなかったです。しかし、iPhoneの減速は織り込み済みで、サプライズはありませんでした。またiPhone以外の分野が好調でした。株価は続伸となり、現時点でアップルショックから13%以上も上昇しています。

 

当ブログではたびたびアップルのポテンシャルの高さに言及してきましまが、今回の決算でもアップルの強さが見られた内容でした。

 

<売上 概要>

 

売上が前年同期5%減でした。純利益も前年同期0.5%減少となりました。

 

個人的に今回の決算で注目していたのは①中国以外での売上の状態、②サービス部門、の2点です。

 

中国以外でのビジネスは好調

今回の決算で確認できたのは、改めてアップルのビジネスが力強いということです。

 

今回の決算で悪かったのは、「中国市場でiPhoneが売れなかった」という一点だけです。

 

減収減益につながった最大の原因は中国経済の失速で、特に19年1Qの昨年10〜12月はまさに米中貿易戦争の真っ最中で、中国ではアメリカ企業の不買運動が起こっていました。アメリカがファーウェイを強く締め付けたのに対抗して、中国ではアップルが仕返しの対象となりました。実際に、中国の民間企業でiPhoneからファーウェイのスマホに買い替えれば補助金を出す、というようなことが行われていたようです。

 

実際、先日クックCEOが株主書簡でも、中華圏の失速を業績下方修正の要因にあげていました。

 

一方のアメリカ、ヨーロッパ、日本などの地域では比較的安定したビジネスを展開していることが確認できました。

 

中華圏とその他地域で比べてみます。

 

 

中華圏では前年同期マイナス27%と大きく失速しています。一方で、北米、ヨーロッパ、日本を中心としたその他地域では前年同期プラス1%と、健闘しています。今回の決算では売上が前年同期マイナス5%でしたが、為替の影響を除けばマイナス3%に留まると言われていますので、為替要因を除けばさらに内容は良かったという事になります。

 

さんざんメディアではiPhoneXR不振と騒がれていましたが、蓋を開ければ中華圏を除いた地域では、売上全体では去年と同じレベルでした。去年のアップルは、iPhoneXとiPhone8を発表し、不振が噂されながらも、結果的にはバカ売れでした。今回はさすがに多少減収になるかと予想していましたが、中華圏を除いた地域では前年並みを確保したというのはとてもポジティブだと思います。

 

特に、iPadやMac、Apple Watchなどの売上が好調だったことと、サービス部門が引き続き力強い成長を達成し、iPhoneの減速を補いました。もし米中貿易戦争がなく中国経済か堅調であれば、アップルは堅実に増収増益になっていたと思います。

 

 

サービス部門

今回はじめてサービス部門の粗利率が公開されました。サービス部門の粗利率は63%と、iPhoneやMacなどの製品部門の粗利率は34%と比べて大きく上回っています。

 

今回のサービス部門の売上は108億7500万ドルと、過去最高を更新し、はじめて四半期で100億ドル(およそ1兆1000億円)に達しました。

 

 

サービス部門の成長はやや鈍化したものの、前年同期比で19%増と力強い成長を見せています。特に、今回の決算で不振だった中華圏でもサービス部門は過去最高を更新したようです。

 

サービス部門を2020年までに2016年の売り上げの2倍にすることを目標としてきましたが、達成はほぼ確実と言っていいでしょう。

 

さらに、モルガン・スタンレーのアナリストであるカティー・ハバティー氏は2023年までに1000億ドル(約11兆円)にまで売上が成長すると予想しています。これは2020年の2倍、2016年の4倍の売り上げになります。

 

iPhoneの売り上げばかりに注目していた投資家も徐々にサービス部門に注目し始めたようです。株価は年初のアップルショックから10%以上も上昇しており、今後はアップルの成長性が見直される可能性があります。

 

アップルのバーゲンセールはそろそろ終わりそうです。

 

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