アップルは現在ネットキャッシュを1300億ドル(約14兆円)保有しておます。クックCEO今後このネットキャッシュをゼロにすることを明言していますので、近いうちになんらかの形で使われることになります。
アップルはどこかのタイミングで大型買収をしかけるのではないかという噂はたびたび出ています。実際に、クックCEOは、CNBCとのインタビューで引き続き大型の企業買収を検討していると明言しています。
そんな中、ウォール・ストリート・ジャーナルは『アップルよ、任天堂を買収すべし』というタイトルの記事を掲載していました。
アップルの手元にある資金は潤沢で、これを次の成長ドライバーに仕向けるのは自然なことです。
買収先の候補には、ネットフリックスやテスラ、ディズニーなどがよくあがります。
テスラはアップルが自動車分野での足がかりを掴むため、ネットフリックスやディズニーは、今後のアップルはサービス部門を伸ばしていく方針で、Apple Musicに続いて動画配信サービスも提供する予定であるためです。
しかし最近になって、動画に加えて、ゲームサービスも始めるというニュースが入ってきました。
アメリカメディアCheddarによると、関係者の話として、アップルが今後スマーフォンゲームのサブスクリプション型のサービスを始めるようだと報じています。
もしアップルがゲームサービスを始めるなら、任天堂の買収は本当にあり得るかもしれません。
任天堂は、ニンテンドースイッチでお馴染みのゲーム機の会社で、ゲームキューブ、DS、Wiiなど、これまでにもたくさんのヒット作を生み出してきました。また、任天堂はマリオやポケモンなど、独自のコンテンツを保有しており、これらのキャラクターがお金を稼いでくれるのです。
しかし、任天堂はスマホゲームを作るのが苦手です。スーパーマリオランを作った時は有料課金の値段が高すぎるとして批判が出ましたし、満を持して発表したどうぶつの森もすっかり下火になりました。
もしアップルがゲームサービスに参入するなら、一からコンテンツを作るのは大変です。それならいっそコンテンツを持っている企業を買収してしまったほうが手っ取り早いです。世界的に有名なキャラクターを持っている企業はそう多くありませんし、任天堂はスイッチのブームが落ち着いたところで、株価も安くなっています。
コンテンツを求めるアップルと、スマホゲーム市場での足掛かりのない任天堂が一緒になる可能性は十分に考えられます。
iPhoneの「Apple Game」でマリオやポケモンのゲームがデフォルトで楽しめる日が来るかもしれません。
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