【KHC】クラフト・ハインツ減配でバフェット涙目!-26%大暴落の理由

バフェット研究

クラフト・ハインツは21日に決算を発表しました。

 

10-12月期の純損益は126億ドルとなり、1株当たり10.34ドルの赤字になる計算です。

 

のれんの償却などを除いた利益も最も弱気なアナリスト予想に届かなかったことで、-26%と大暴落を演じています。

 

(yahoo financeより)

今回ののれん償却は主に「クラフト」や「オスカーマイヤー」などの同社の主力商標ブランドであり、同社の消費者ブランドとしての価値が低下していることを認めた格好です。

業績

業績低迷のクラフト・ハインツですが、営業利益率は比較的高いのが意外でしたが、今年は大きく落ち込んでしまいました。2015年のハインツとクラフトの経営統合以降、ブラジルの投資会社3Gからやってきた幹部によって利益率が改善されました。しかしながら、配下ブランドへの投資が不十分だったことが災いして、本業の収益性が落ち込んでしまいました。売上は6四半期連続で減少中でした。

 

EPSが右肩上がりを描くことができずに苦しんでいます。四半期配当を0.625ドルから0.400ドルに減配することが決定されました。

 

本業の儲けを表す営業CFにアラートが出ていました。

 

2017年時点で営業CFが大幅に減少しています。その要因は税制改革関連の特殊利益分をキャッシュフローから引いていますが、それに加えて、運転資本の増減で33億ドルのマイナスでした。これは売掛金の増加が要因です。いまになって振り返れば、この辺りにクラフト・ハインツの本業の歯車が静かに狂い始めていたヒントがありました。

 

バフェットの投資先

クラフト・ハインツは投資の神様ウォーレン・バフェットの主力投資先であり、バフェットが保有しているので良い投資先だと思われていました。

 

バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイのポートフォリオを見てもクラフト・ハインツは同社の主力銘柄であることが分かります。クラフト・ハインツ【KHC】はポートフォリオの8%を占めており、バフェットが6番目に大きく投資している企業です。

 

 

バークシャーはクラフト・ハインツの27%を保有しています。

 

バフェットはブランド力のある企業への投資で成功を収めてきました。同氏の代表的な投資先としてはコカ・コーラなどがあげられます。

 

食品や飲料などは、対して設備投資がかからないにも関わらず、知名度を活かして安定的に収益をあげることができる業種です。

 

例えばコーラは配合レシピこそ秘密になっていますが、要は単なる砂糖水ですから最新鋭の技術などなくても、100年前の工場で同じものが作れるでしょう。

 

100年前の技術で作った自動車や飛行機などを21世紀の現代で売ることは不可能ですが、100年前の技術で作ったコカ・コーラは余裕で売ることができます。

 

さらに、一度有名になった食品や飲料はライバルを寄せ付けません。他社がコーラを真似してみたところで、消費者は得体の知れないメーカーの黒い液体よりも、有名な赤いラベルのコーラを手に取るでしょう。

 

バフェットはこうしたブランド力のある食品や飲料銘柄に目を付け、集中的に投資することを好んでいました。

 

しかしそんなバフェット銘柄であるクラフト・ハインツでしたが、今回は主力事業の低迷と減配のダブルパンチでマイナス26%と大暴落となりました。

 

また会計操作の疑惑もにわかに浮上していますので、投資の神様・バフェットが保有しているからといって安易にハインツ株に手を出すのはオススメできません。

 

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