【大塚家具(8186)】YouTuberのHIKAKINが大塚家具で爆買いするも業績の改善は見込めない理由

日本株

ユーチューバーでおなじみのヒカキンさんは新居用に家具一式を大塚家具で購入しました。総額は800万円ほどだそうです。動画は330万回以上再生され、SNS上では「ヒカキン、大塚家具にメチャクチャ貢献してるじゃないか!」「ヒカキンのお陰で大塚家具に追い風か」といった声がネット上で上がっています。

 

近年の大塚家具は業績が低迷し、2018年12月期決算は最終(当期)損益が3期連続の赤字でした。一時は2000円を超え、最高値2488円だった株価も今では400円を割る水準まで下がりました。昨年は在庫一掃セールなどを打ち出しましたが、営業利益が51億円の赤字となり、久美子社長にとっては苦しい状況が続いています。

 

日本トップのユーチューバーの宣伝とあって、その広告効果はかなり大きいものになりそうです。

 

しかし、大塚家具はそう簡単にはこの業績不振を抜け出すことはできません。その理由は同社のビジネスモデルにあります。

 

大塚家具は自前で家具を作っているわけではなく、ハイブランドの海外メーカーなどから製品を輸入し、仕入れた商品を販売しています。そのため、利益率は非常に低く、父であり先代の社長である勝久氏の時代でもわずか1〜2%ほどでした。

 

 

その後、お家騒動と、久美子社長の新たな接客スタイルがうまくいかず、2016年以降は赤字に転落したのです。しかし、お家騒動の二年前にも本業を表す営業利益が赤字になっており、お家騒動や久美子社長の手腕以前に、ビジネスモデルがわずか数%のマージンを追い求める脆い収益構造なのです。

 

したがって、大塚家具はこうしたビジネスモデルを抜本的に変えることができなければ、どれだけ優秀な経営者が経営しても、あるいは今回のようなヒカキンさんに広告してもらっても再建の道のりは遠いものになるでしょう。

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