ひふみ投信がファンドに組み入れた外国株12銘柄まとめ

ひふみ投信

ひふみ投信・ひふみプラスは圧倒的成績をおさめてきた日本株のアクティブファンドです。

 

藤野英人社長が運用責任者を勤め、主に中小型株を中心とした運用で年率20%を超える運用成績を叩き出してきました。しかし、近年は運用額が大きくなったこともあり、外国の成長株を取り入れるようになりました。今回はひふみが投資している外国株の概要をまとめました。

 

アマゾン(AMZN)

言わずと知れた世界的なEコマースの会社です。アメリカの時価総額トップを争う企業で、最も価値のある企業の一つです。私たち日本人もアマゾンで買い物する機会は多く、アマゾンなしの生活には戻れないほど便利なサービスを提供しています。最近ではEコマースだけではなく、アマゾン・ウェブ・サービスというクラウドサービスを始めました。このクラウドがドル箱となり、アマゾンの営業利益の半分を稼いでいます。このクラウドのおかげでアマゾンの評価はさらに上がりました。ひふみ投信が最初に組み入れた外国株はアマゾンとマイクロソフトでした。

 

マイクロソフト(MSFT)

ビル・ゲイツが創業したことで有名なマイクロソフトですが、ITバブル崩壊の後はしばらく停滞期が続いていました。スマホ時代に乗り遅れ、旬がすぎた企業だと思われていましたが、3代目のインド出身のナデラCEOに代わってから再び成長軌道に乗りました。ナデラCEOはウィンドウズに固執する従来の方針を転換し、クラウド・AI事業に舵を切りました。その方針が功を奏し、クラウド事業ではアマゾンに次ぐ2番手につけています。ナデラCEOに代わってからマイクロソフトの株価は三倍になりました。

 

ビザ(V)

世界最大の決済ネットワークを提供する企業です。みなさんのお財布の中にもVISAのクレジットカードが1枚や2枚あるのではないでしょうか。VISA自身はクレジットカードを発行したりはせず、決済システムを提供するだけです。世界中でVISAの決済システムが使われれば使われるほど手数料がチャリンチャリン入るという、とんでもないビジネスモデルをもつ企業です。営業利益率は60%を超えています。VISAの世界シェアは60%弱でマスターカードと合わせて、世界シェアは2社で80%を超えます。地味ながらも世界の決済システムを牛耳る世界最強企業の一つです。

 

フェイスブック(FB)

世界で数十億人が毎日使うサービスをあっという間に生み出したSNS企業です。配下にはインスタグラムやワッツアップを抱えています。ビジネスモデルとしては無料のSNSに広告を掲載することで収益をあげています。営業利益率は40%超えと超高収益体質です。デジタル広告市場ではグーグルとフェイスブックで約6割を占めています。しかし近年はプライバシー問題の対応に追われています。

 

 

ネットフリックス(NFLX)

元々はDVDのレンタル事業を営んでいましたが、動画ストリーミング事業が成功し、一躍世界を代表する企業に成長しました。全世界で1億人以上がネットフリックスと契約しています。契約者が増えると共に株価もグングン伸び、ついにメディアの王様であるウォルト・ディズニーの時価総額を抜いてしまいました。独自コンテンツの制作に力を入れており、ネットフリックス発のドラマや映画がエミー賞などを受賞するようになりました。

 

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セールスフォース(CRM)

法人向けの顧客ソリューション(CRM)を提供する企業です。セールスフォースはクラウドをベースとしてCRM/顧客管理やSFA/ 営業支援を世界15万社以上に提供しています。売上は右肩上がりで、最も勢いのある企業の一つです。「世界で最も革新的な企業」に4年連続1位に選ばれており、第4次産業革命の中心企業の一つと言われています。近年はマイクロソフトと事業領域が重なってきて、関係がギクシャクしています。

 

アリババ(BABA)

中国のインターネット通販大手です。中国版アマゾンとでもいいましょうか、ただしアマゾンよりも取扱高は大きいです。馬雲(ジャック・マー)氏が1999年に創業し、2007年に香港証券取引所に上場。2014年にはNY市場に上場しました。時価総額は50兆円ほどあり、アメリカの巨大ITにも勝るとも劣らない巨大企業です。ソフトバンクの孫正義会長が駆け出しの頃のアリババに20億円投資し、その後4000倍に膨れ上がり大儲けした企業でもあります。

 

テンセント(00700)

中国の2大企業といえばアリババとテンセントです。LINEの中国版とも言える無料のメッセージアプリ「WeChat」やフェイスブックに近い「QQ」などのSNS事業や、テンセントゲームといったゲーム事業を展開しています。さらにはWeChatに紐づいたWe Chat Payなどの決済サービスを提供したりしています。中国企業はアリババとテンセント陣営に色分けできるほど、あらゆる企業がどちらかの陣営と提携したり協業したりしています。テンセントの時価総額は世界で5番目に入るアジアで最大の会社です。

 

ニューオリエンタル

中国でオンライン学習プラットフォーム、学習塾、学習書籍等の教育サービスを展開している企業です。英語教育を主なサービスとしており、その拠点は中国国内で1000を超えます。中国でのオンライン教育は爆発的に伸びており、ニューオリエンタルはその波に乗っています。

 

ナショナル・ビジョン(EYE)

「J!NSみたいな会社」と藤野社長が位置付けているアメリカ企業です。眼鏡やコンタクトレンズを開発しているアメリカ企業です。ティッカーは「EYE」。「アメリカズ・ベスト」、「アイグラス・ワールド」、「ビジョン・センター」、「ビスタ・オプティカル」の店舗ブランドを展開しています。

 

スケッチャーズ

「ユニクロの靴バージョンみたいな会社」と藤野社長が位置付けているアメリカの靴メーカーです。ひふみ投信は日本のメガネメーカーJ!NSへの長期投資で成功しており、その再来をこの銘柄で狙っています。アメリカに上場しているスケッチャーズは日本にも上陸しています。

 

テイク・トゥー・インタラクティブ(TTWO)

(ロックスターゲームズ HPより)

 

テレビゲームとその周辺機器を開発・製造・販売している企業です。今やオンラインゲームがトレンドとなっており、この会社も大きく成長しています。ロックスターゲームズや2Kといったブランドのゲームが中核です。

ひふみの今後

ひふみは外国株の調査を加速させており、今後も外国株の比率が高まっていくでしょう。当初こそアマゾンやマイクロソフトなどの超大型株ばかりを組み入れていましたが、最近ではスケッチャーズなど「ひふみらしい」銘柄の組み入れが多くなってきました。日本の中小型株で培ったノウハウをアメリカ、中国でも発揮できれば今後の運用成績にも期待できます。誠実な運用報告や、藤野社長の人柄なども含めてひふみ投信は応援したくなるファンドです。

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